アドビイラストレーター(とフォトショップ)で「いらすとや」さんの画風を表現したい

 

ちまたで大人気の「いらすとや」さん。
わたしもちょくちょくお世話になっております。

その画期的な提供スタイルもさることながら、
やはり絵自体に魅力がありますよね。

 

あの雰囲気をなんとか出せないかと思い、実験してみましたよ。

さて、その絵の特徴といえば・・

 

ざっくり言うとこんな感じでしょうか。
ざらっとした温かみのある画風です。

 

はたして、この独特のタッチを
フォトショップとイラストレータで
再現できるのか?

 

というわけで、
さっそく実験してみたいと思います。

今回はいらすとやさんのこのアマビエ様の絵を題材にして、
実験してみたいと思います。

 

手順としては、
元絵を一回ベタ塗りで周囲のチリチリ感のない画像に変換して、
再度それをまた加工して、あの独特の作風になるか試してみます。

元絵

ちぎり絵のような質感と、
それに水彩筆で塗ったようなタッチ。

これはテクスチャーを重ねることで、
ある程度表現できるのではないかと思いました。

というわけで、まず、
和紙調のテクスチャーと、
水彩画風のテクスチャーを用意しました。

いずれもフリーで提供されているものです。

 

和紙風テクスチャー

https://www.pakutaso.com/20150711191post-5744.html

 

水彩風テクスチャー(今回は使わず)

https://www.beiz.jp/%E7%B4%A0%E6%9D%90/%E6%B0%B4%E5%BD%A9/

これをベクター画像に重ねて質感を出したいと思います。

↑元絵を↓ベタ塗り画像に変換する作業

Illustratorの「画像トレース」を使い、画像をパス化して、
周囲のギザギザや色の濃淡をだいたい取り除くことができました。

 

ギザギサは若干残りましたが、べた塗りに近くなりました。

 

 

さて、ここからが、本題。

この画像に、和紙の雰囲気を出すために、

さきほどの和紙テクスチャーを重ねてみます。

じゃん

 

どうでしょう、
なんとなく雰囲気がでてきたかな。

でも、
特徴である、端のチリチリがありません。

 

こういうやつ↓

 

 

 

この表現、
イラストレーターでいろいろやってみたのですが、
いまいちチリチリがうまく作れなかったので、
ここからはフォトショップに移動です。

 

 

まず、

「はね」フィルターをかけてふちに
ちぎり絵のようなチリチリ感を出します。

 

 

 

うん、チリチリしましたね。

 

でも、ちょっとトゲトゲしすぎてるので、

「ぼかし」フィルターで少し「甘く」してみます。

 

だいぶ近づいて来たでしょうか?

 

 

 

では、本物と比べてみましょう。

 

うーん、
ちょっと素材感を協調しすぎましたね。

色味もちょっと変わってしまいました。

 

でも、

全体的な雰囲気はまあまあ出ているのではないかと、、。

 

 

 

 

というわけで、

今回の実験はここまでです。

 

 

順序が逆になってしまいますが、

次回は、

イラスト自体を「どう書いているか」を研究してみたいと思います。
、、これが結構高度なテクを使ってあって大変なんですよ、、。

それでは、また。